◆マルチクライアント調査レポート:2020年08月06日発刊

Field Service Management(FSM)市場の将来展望

AI/IoT、カメラ画像/映像解析技術が保守/メンテナンス業務の高効率化や予防保守を実現 次世代型のフィールドサービスがアフター市場の高収益化を促進する
−はじめに−
  • 設備や装置、機器の点検、保守、修理やメーカーが販売した製品のアフターサービス業務など、いわゆるフィールドサービスは、これまで特に国内においてはコストセンター的な業務と捉えられる傾向が強くみられた。しかし近年はアフターサービス業務の拡充により顧客満足度を高めることで商品やサービスの販売拡大が見込めることからプロフィットセンターへと位置付けが変わってきている傾向がみられる。
  • また特に設備保全の分野においては設備や装置の老朽化が進んでいること、熟練技術者が減少していることに加えて少子高齢化により人手不足となっていること、保全業務が属人化されて情報共有が進んでいないことなどが大きな課題となっている。
  • これらのフィールドサービス業務を効率化するField Service Management(FSM)ツールもかつては顧客の業務フローや特性にあわせて個別開発する手法からパッケージ製品をカスタマイズする手法へと変化し、2010年代半ば以降からはクラウド型、サブスクリプション型のサービスが増えてきている。
  • SaaS型サービスの登場により必要な機能を選んでスモールスタートできる環境となったことで点検、保守といった設備保全分野やアフターサービスとしての修理分野以外のフィールドサービス業でも、要員のスケジュール管理機能やアサイン機能、要員の報告書作成作業支援を行うためにFSMツールを導入する企業も増えてきている。
  • フィールドサービス業務はIT化があまり進められてこなかった分野の一つでもあり、IT化を行うことで業務の効率化を図りやすく収益性の改善が期待できるほか、FSMツールの情報共有機能により現場作業支援や新たな商談創出につながる機能などが提供されている。加えて特に設備保全分野ではIoTやAIを活用することで予兆検知、予防保全により異常が発生する前に対処を行うこともできるなど高い導入効果を上げてきている。
  • 本報告書はFSM市場における関連ツールの市場動向、フィールドサービス業務の種類やそれぞれの業務の特徴、フィールドサービス事業者の動向などを取りまとめており、FSM関連市場において事業展開、新規参入を計画する事業者に有効なデータを提供することを目的とした。
−調査目的−
  • 本調査はField Service Management(FSM)市場におけるフィールドサービス業務効率化のための製品やツール市場およびフィールドサービス実施事業者を調査することで、フィールドサービス業務改善を目的とする事業者に有益なデータを提供することを目的とした。
−調査対象−
1. 調査対象製品
  • Field Service Management(FSM)関連製品
2. 調査対象事業
1) Field Service Management(FSM)関連製品提供事業者
2) フィールドサービス実施事業者
−目次−
I. 総括
1. 総括(2)
1) FSMの主な対象(2)
2) FSM関連市場業界構造(3)
3) フィールドサービスの業務対象(4)
4) 業界別の主なフィールドサービス業務の内容(5)
5) FSMツールの主な機能(6)
6) FSMツールの種類(7)
7) 工場・プラント系フィールドサービス(8)
8) 設備保全におけるフィールドサービス業務の主な流れ(9)
9) 設備保全の管理サイクル(10)
10) 設備保全分野における主なFSM関連製品(11)
11) 主なFSMのフロー:工場・プラント系(12)
12) ITシステム系フィールドサービス(13)
13) ITシステムにおけるフィールドサービス業務の主な流れ(14)
14) 主なFSMのフロー:ITシステム(15)
15) サービス業務系フィールドサービス(16)
2. FSM市場(17)
1) 売上規模推移・予測(17)
2) サービスタイプ別(オンプレ、クラウド、等)(18)
3) FSM市場の課題(19)
4) FSM市場の成長性(20)
5) 新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大の影響(21)
3. 業界別ユーザー動向(22)
1) FS事業者(22)
2) 主なフィールドサービス業務の種類(業界別)(23)
3) 官公庁におけるフィールドサービス業務(24)
4) 社会インフラの点検関係車両の現状(28)
5) 主な機械および装置とその耐用年数(30)
6) その他公共、行政系フィールドサービス(33)
7) 各産業におけるフィールドサービス業務活用の動向(34)
4. FSM関連製品/サービス市場との連携(37)
1) AIカメラ、センサーデバイス利活用状況(37)
2) AR/VR技術の活用(40)
3) 工場・プラント・インフラ系設備保全の動向(41)
5. 第三者保守事業の動向(42)
1) EoS、EoL、EoE関連製品への対応(42)
2) 第三者保守事業者のビジネスモデル(43)
6. 先端ユーザー事例(IoT/AI活用)(44)
7. 主要製品/参入企業一覧(48)
II. FSM関連事業者編
1. 総合系(53)
1) NECフィールディング(54)
2) KDDI(58)
3) エイチ・シー・ネットワークス(62)
4) OKIクロステック(66)
5) シャープマーケティングジャパン(70)
6) 東芝ITサービス(74)
7) 東芝テックソリューションサービス(78)
8) 日立製作所(グループ)(82)
9) 富士通(86)
2. IT系(90)
1) CTCテクノロジー(91)
2) エスエーティ(95)
3) データライブ(99)
4) 日本システムケア(103)
5) ネットワンシステムズ(107)
6) ブレイヴコンピューター(111)
3. FS系(115)
1) JBサービス(116)
2) LIXILリニューアル(120)
3) エスプールセールスサポート(123)
4) エレックス極東(126)
5) 京西テクノス(129)
6) 三菱ケミカルエンジニアリング(133)
4. ツール系(137)
1) IFSジャパン(138)
2) インフォアジャパン(142)
3) サービスマックス(145)
4) セールスフォース・ドットコム(148)
5) 応用技術(152)
6) コベルコシステム(155)
7) 日本アイ・ビー・エム(158)
8) 日本マイクロソフト(161)
9) 横河ソリューションサービス(165)
基本調査項目
1. 企業プロフィール
2. 提供FSM概要
1) サービス概要
2) EoS、EoL、EoE関連製品への対応
3) 料金体系
3. FSM事業の位置付け・沿革
4. FSM事業売上推移
1) 売上
2) ユーザー業界別
3) 提供メニュー別
5. 事業体制
1) 事業体制の特長/手法
2) アライアンス状況
6. FSM市場への見解
1) 対象機器のネットワーク管理
2) 有望顧客
3) 当該市場における現状の課題
7. 今後の市場見通し
1) 今後3〜5年後の市場見通し
2) 注力分野・有望ユーザー業界分野
基本調査項目は対象により若干の違いがあります。
III. ユーザーアンケート編
1. アンケート結果(169)
2. 集計(170)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
Field Service Management(FSM)市場の将来展望

頒価
770,000円(税抜 700,000円)

発刊日
2020年08月06日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
183ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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