◆市場調査レポート:2022年09月30日発刊

2022 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧

DX、カーボンニュートラル、「IOWN構想」などにより変化する国内通信市場を総合的に調査、分析
−はじめに−
  • 2021年度の通信機器市場は、移動体通信基地局関連製品において4Gネットワークや5Gネットワークの構築に向けてキャリアの投資が積極的に行われたものの、ネットワーク関連製品や移動体通信端末における半導体不足、「GIGAスクール構想」特需の終了などの影響が大きく、市場は停滞した。
  • 今後、ネットワーク関連製品は、店舗、工場、倉庫などにおいて、L2/L3スイッチ、無線LAN機器、IoTゲートウェイなどのIoT向け需要が喚起されることで、市場の拡大が期待される。一方、コミュニケーション手段の多様化の影響を受ける音声関連機器、機能成熟化や製品価格上昇傾向にある移動体通信端末、4G向け需要が減少している移動体通信基地局関連製品の市場が減退する見通しであり、通信機器市場としては需要の停滞感が続くと考えられる。
  • 2021年度の通信サービス市場は、COVID-19感染拡大対策としてテレワーク環境の構築需要を獲得したインターネット接続サービスや、Web会議サービスを含むその他サービスの需要が好調に推移した。しかし、移動体キャリアのオンライン専用プランやサブブランド推進によりARPUの低下が進んだ移動体通信サービス、他のサービスによる一部需要代替により利用機会や利用頻度が低下した音声関連サービス市場が縮小となったことで、市場の停滞感につながっている。
  • 今後、インターネット接続サービスは、ADSLサービスからFTTHサービスへの移行などによる拡大、その他サービスは、顧客満足度の向上などでの需要増加が期待されるCPaaS、屋外向けサービスの本格化などによるニーズの拡大が期待されるインフラシェアリングサービスなどをけん引役として拡大が見込まれる。一方、料金競争の激化によるARPU減少の継続が想定される移動体通信サービス、ビジネスチャットサービスやWeb会議サービスなどでの代替進展が想定される音声関連サービス市場が縮小していく見通しであり、通信サービス市場としては需要の停滞感が続くと考えられる。
  • 昨今、主要移動体キャリアによる通信障害が複数回発生しており、大規模な事例では数千万回線への影響がみられた。移動体通信サービスに関しては、ヒト向けに加え、道路や空港、水道といった社会インフラ、金融機関などでも多く利用されており、今後、設備の多重化やキャリア間ローミング、他のサービスでの代替といった対策が必要となる。また、通信品質を向上させる原資を確保する意味で、移動体通信サービス市場の低廉化傾向も見直しを行う時期に来ていると考えられる。
  • 本市場調査資料では、通信機器市場、通信サービス市場の関連企業に対するヒアリングをもとに、市場規模推移、マーケットシェアの算出を行うとともに、関連企業の製品戦略、サービス戦略、販売戦略を明らかにした。2022年度版では、DX関連需要の動向、主要通信機器メーカー/キャリアのカーボンニュートラル戦略、「IOWN構想」と通信市場への影響などをポイントに調査を行った。
  • 末筆ではございますが、本市場調査資料作成にあたり、ご多忙中にも関わらず、快く取材に応じていただきました各社ご担当者の方々に対して深く御礼を申し上げます。
−調査目的−
  • 本市場調査資料は通信機器市場動向および通信サービス市場動向を調査分析し、関連事業者の戦略立案に資するマーケティングデータを提供することを目的とした。
−調査対象−
大分類中分類品目数
A. 通信機器市場1. ネットワーク関連製品10品目
2. 音声関連製品5品目
3. 会議関連製品2品目
4. 移動体通信端末3品目
5. 移動体通信基地局関連製品5品目
小計25品目
B. 通信サービス市場1. インターネット接続サービス4品目
2. 移動体通信サービス2品目
3. 固定データ通信サービス5品目
4. 音声関連サービス5品目
5. その他サービス7品目
小計23品目
合計48品目
−調査項目−
1. 市場定義
2. 主要参入企業の動向
3. 市場規模推移/予測(2021〜2026年度)
4. DX関連需要の動向
5. マイグレーションの状況
6. 半導体不足の影響
7. マーケットシェア
8. 主要製品/サービス一覧
「6. 半導体不足の影響」は、A. 通信機器市場のみの項目である。
−目次−
I. 総括編(1)
1. 市場総括(3)
2. 市場を取り巻く環境(11)
3. 主要キャリアの設備投資動向(15)
4. 主要参入企業相関図(18)
5. コミュニケーション関連市場におけるDX関連需要の動向(20)
6. 主要通信機器メーカー/キャリアのカーボンニュートラル戦略(28)
7. 「IOWN構想」の通信市場へのインパクト(32)
8. ビジネス変革時代におけるWANサービス市場の現状と今後(36)
9. コミュニケーション変革における固定電話サービス市場の現状と今後(40)
10. 通信機器市場における半導体不足の影響(44)
II. 市場編(49)
A-1. ネットワーク関連製品(51)
A-1-1. WDM(53)
A-1-2. PONシステム(57)
A-1-3. メディアコンバーター(62)
A-1-4. CATV関連機器(68)
A-1-5. L2/L3スイッチ(74)
A-1-6. 無線LAN機器(81)
A-1-7. ルーター(89)
A-1-8. IoTゲートウェイ(96)
A-1-9. L4-7スイッチ(101)
A-1-10. RADIUSサーバー(105)
A-2. 音声関連製品(111)
A-2-1. 呼制御装置(113)
A-2-2. 固定電話端末(119)
A-2-3. 構内PHSシステム(124)
A-2-4. ソフトフォン(128)
A-2-5. SBC(131)
A-3. 会議関連製品(135)
A-3-1. ビデオ会議システム(137)
A-3-2. 音声会議関連機器(143)
A-4. 移動体通信端末(149)
A-4-1. ハンドセット(151)
A-4-2. タブレット端末(155)
A-4-3. Wi-Fiモバイルルーター(159)
A-5. 移動体通信基地局関連製品(163)
A-5-1. 移動体通信基地局(165)
A-5-2. ローカル5G/プライベートLTE基地局(169)
A-5-3. DAS(Distributed Antenna System)(176)
A-5-4. EPC/5GC(180)
A-5-5. ローカル5G/プライベートLTEコア(183)
B-1. インターネット接続サービス(187)
B-1-1. ADSLサービス(189)
B-1-2. FTTHサービス(191)
B-1-3. CATVインターネットサービス(196)
B-1-4. ISPサービス(198)
B-2. 移動体通信サービス(203)
B-2-1. 携帯電話サービス(205)
B-2-2. MVNOサービス(210)
B-3. 固定データ通信サービス(217)
B-3-1. IP-VPNサービス(219)
B-3-2. 広域イーサネットサービス(225)
B-3-3. インターネットVPNサービス(230)
B-3-4. SD-WANサービス(234)
B-3-5. 専用線サービス(239)
B-4. 音声関連サービス(245)
B-4-1. レガシー電話サービス(247)
B-4-2. 050-IP電話サービス(253)
B-4-3. 0AB〜J-IP電話サービス(257)
B-4-4. クラウドPBXサービス(262)
B-4-5. FMCサービス(269)
B-5. その他サービス(271)
B-5-1. ビデオ会議サービス(273)
B-5-2. Web会議サービス(276)
B-5-3. ビジネスチャットサービス(281)
B-5-4. クラウド型無線LANサービス(285)
B-5-5. リモートアクセスサービス(290)
B-5-6. インフラシェアリングサービス(294)
B-5-7. CPaaS(299)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2022 コミュニケーション関連マーケティング調査総覧

頒価
198,000円(税抜 180,000円)

発刊日
2022年09月30日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
302ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第三部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-979-5

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートの購入を希望する

PDFセットがあります(市場調査レポートをPDF化したものです。単品でのご購入はできません)
    PDFセットでの購入を希望する
      頒価 231,000円(税抜 210,000円)

PDF・集計ファイルセットがあります(PDFと集計データのセットです。単品でのご購入はできません)
    PDF・集計ファイルセットでの購入を希望する
      頒価 275,000円(税抜 250,000円)

ネットワークパッケージ版があります(ネットワークパッケージ版の詳細について
    ネットワークパッケージ版の購入を希望する
      頒価 396,000円(税抜 360,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

電子書籍があります(市場調査レポートをクラウドで提供するサービスです。単品でのご購入はできません)
    電子書籍セットでの購入を希望する
      頒価 231,000円(税抜 210,000円)
お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ