- ■この資料は複数巻構成となっております
- 2025 クラウドコンピューティングの現状と将来展望 市場編(刊行:2025年07月31日(予定))
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- ソフトウェアビジネス新市場 2025年版 (刊行:2025年07月22日(予定))
- 自治体システム標準化および自治体DXの動向調査 2025年版 (刊行:2025年03月17日)
- 2025 デジタルトランスフォーメーション市場の将来展望 市場編 (刊行:2025年03月07日)
- データセンタービジネス市場調査総覧 2025年版 市場編 (刊行:2025年02月28日)
−調査の背景− |
- 海外企業の日本市場参入や顧客ニーズの多様化など、近年の市場変化は激しく、多くの国内企業は変化への対応/企業競争力向上に苦慮している。上記課題への対策として、最新のデジタル技術を活用しビジネス/業務変革を実現するDX推進に本腰を入れる企業は増加傾向にあり、基盤技術の一つであるクラウドの活用も国内で浸透しつつある。
- クラウド市場、特にIaaS/PaaS市場においては、「AWS」「Azure」「Google Cloud」といったメガクラウドの寡占が進展しており、自社IaaS/PaaSを展開しているベンダーや特定サービスしか取り扱っていなかったベンダーが、マルチクラウドビジネスへ転換するケースが増加している。マルチクラウドビジネスの浸透は、クラウドの国内普及には寄与しているが、ユーザー側は、ベンダーの見分け方が難しくなったことで、ベンダー各社は明朗な訴求ポイントを見出す必要性が高まっている。
- 近年のクラウド市場に関連するトレンドとして、「VMware製品のライセンス改定」が挙げられる。VMware製品は、さまざまなクラウドサービスにおける仮想化ソフトとして稼働しており、クラウドベンダーはクラウドサービスの値上げや他サービスへのリプレースなど、対応に迫られている。また、自社システム基盤の一部として利用しているユーザー企業も多く、ベンダー/ユーザー双方の動向が注目されている。
- 上記に加え、生成AIの国内普及もクラウド市場に大きな影響を及ぼしている。生成AI関連サービス/基盤の多くはクラウドベースであるほか、生成AIの活用にあたってITインフラ環境の見直し/整備を進める企業が増加しており、企業の機密情報を学習させて社内利用を進める企業も増加しており、堅牢性や低遅延などのメリットがあるプライベートクラウドへの期待度も高まっている。
- 上記を踏まえ、本市場調査資料では下記の調査ポイントに基づき、国内クラウド市場ならびにクラウド市場の主要参入ベンダーのビジネス戦略や実績、クラウド市場のトレンドや今後の方向性を分析し、パブリッククラウド市場に関連するベンダーにおける事業戦略立案の参考となる情報を提供することを目的とする。
- ■調査ポイント
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- VMware製品のライセンス改定などに起因したクラウドベンダー/ユーザー企業の動向について整理分析
- 生成AIの国内普及による国内パブリッククラウド市場の変化について整理/分析
- Oracle社の相次ぐメガクラウドベンダーとの協業などにより重要度が増す各社のマルチクラウドビジネス戦略の動向分析
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−調査対象/調査項目− |
- I. 総括編 ※下線:本年度版における新規項目
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- 1. パブリッククラウドビジネス市場における主要参入ベンダー動向
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- パブリッククラウド/メガクラウドビジネス売上および成長率をベースにマッピングを行い、ベンダーの強み/特徴を分析する。
- 2. メガクラウドビジネス市場における主要参入ベンダー動向
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- メガクラウドビジネス売上比率をベースにマッピングを行い、ベンダーの強み/特徴、メガクラウドビジネス傾向を分析する。
- 3. ベンダーカテゴリー別パブリッククラウドビジネス動向
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- 各種売上や売上比率、成長率などをベースにマッピングを行うとともに戦略などを比較し、ベンダーの強み/特徴を分析する。
- 4. 主要クラウドベンダーのパブリッククラウドビジネス動向
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- メガクラウドベンダーを中心に各社のビジネス戦略を比較するほか、国内におけるパートナービジネス動向を分析する。
- 5. 主要クラウドベンダーのトレンド動向
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- VMware製品のライセンス変更…各社の自社/他社サービスにおける対応状況、ユーザーへのアプローチの変化などを整理/分析する。
- 生成AI関連…生成AI普及に伴うクラウド関連案件の変化、クラウドビジネスにおける生成AI活用動向などを整理/分析する。
- II. ベンダー編(約40社を個票化予定) ※下線:本年度版における新規項目
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■調査対象企業例
- A. メガクラウドベンダー
- アマゾン ウェブ サービス ジャパン、グーグル・クラウド・ジャパン、日本マイクロソフト
- B. 外資系ベンダー
- SAPジャパン、セールスフォース・ジャパン、デル・テクノロジーズ、日本IBM/キンドリルジャパン、日本オラクル、など
- C. システムインテグレーター/コンサルティングファーム
- BIPROGYグループ、NEC、NTTデータ、SCSK、TISインテックグループ、アクセンチュア、伊藤忠テクノソリューションズ、キヤノンITソリューションズ、電通総研、東芝デジタルソリューションズ、日鉄ソリューションズ、日本情報通信、日本ビジネスシステムズ、野村総合研究所、日立システムズ、日立製作所、日立ソリューションズ、富士ソフト、富士通、三井情報、など
- D. キャリア/サービスプロバイダー
- GMOインターネットグループ、KDDI、NTTコミュニケーションズ、インターネットイニシアティブ、さくらインターネット、ソフトバンク、など
- E. クラウドインテグレーター
- AZPower、BeeX、Colorkrew、DXCテクノロジージャパン、FIXER、G-gen、grasys、JIG-SAW、NHNテコラス、SoftwareONE Japan、アイディーエス、アイレット、アシスト、アバナード、オープンストリーム、クラウドエース、クラスメソッド、サーバーワークス、ジーアイクラウド、システムエグゼ、システムサポート、シンプレクス、スカイアーチネットワークス、スリーシェイク、ソニービズネットワークス、ターン・アンド・フロンティア、ネクストモード、など
■調査項目
- 1. 企業プロフィール
- 2. パブリッククラウドビジネスへの取り組み
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1) パブリッククラウドビジネスの位置付け
2) 主要サービスおよびビジネス概要
3) パブリッククラウドビジネス組織体制/アライアンス状況
4) パブリッククラウドビジネス関連売上(2023年度〜2025年度)
5) トレンド対応動向(VMware製品ライセンス変更、生成AI関連サービス対応動向)
- 3. 自社パブリッククラウドビジネスへの取り組み
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- 1) SaaSおよびDaaSへの取り組み
- 2) IaaS/PaaSへの取り組み
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(1) カテゴリー別売上
(2) ビジネス戦略
(3) ユーザー動向(業種別、用途別)
(4) その他各種動向(販売チャネル動向、PaaS動向)
- 4. マルチクラウドビジネスへの取り組み
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1) マルチクラウドの取り扱い状況およびビジネス体制
2) マルチクラウドビジネス戦略
3) マルチクラウドビジネス関連売上(2023年度〜2025年度)※主にメガクラウド(サービス別、ユーザー動向[業種別、用途別])
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