◆市場調査レポート:2010年01月21日発刊

2010 次世代自動車のキーマテリアル市場の将来展望

低燃費車/EV/HEV/PHEVを中心とした次世代自動車が創出する新素材のニーズ動向を解明する
−調査の背景−
  • 2009年の自動車業界は、前年からの不況を引きずる形で前半までは低迷したが、トヨタ自動車及び本田技研工業が投入したHEVが補助金制度やエコカー減税といった行政施策の恩恵を受けて極めて好調な販売実績をあげるなど、後半は市場の回復が確実視できるほどの活況を呈した。
  • この急展開を受けて、他の自動車メーカーも相継いでHEVやEVの新型モデルの市場への前倒し投入を発表するなど、次世代自動車の開発競争が激化し、より燃費の良いモデルの開発を最優先に取り組んでいる。
  • 次世代自動車の開発においては、燃費向上実現のため車両の軽量化は必須テーマであり、自動車メーカー/部品サプライヤは既存の構成部品や素材の再検討と並行して、素材メーカーとの新素材の共同開発及び複合材の加工技術、異なる素材の接合技術の開発、モジュール化による新たな視点からの軽量化の取組みも見受けられた。
  • また、石油やレアメタルの価格高騰は、自動車メーカーによる内装材製品の原料選択を、石油由来から植物由来プラスチックへと促進させ、特にレアメタルでは安定的な調達システムを構築するなど、今までにない動きにまで発展した。
  • 世界市場をターゲットに、HEV/EV/グリーンディーゼル仕様の新モデル投入は今後さらに弾みがつくのは間違いなく、車両の軽量化のための様々な開発が活発化することが期待されている。
  • 2010年以降も、中国及びインド市場の絶え間ない成長が世界の自動車需要を牽引すると見られるが、主力車種となる小型モデルの市場が拡大する方向性の中、軽量化のみならずコスト削減の要求も一層厳しくなるのは必至である。
  • 本調査では、次世代自動車(低燃費車/EV/HEV/PHEV)の普及に伴い、これらの構成部品の素材動向及び材料代替、新素材への転用が生じる可能性のあるキーマテリアル39品目を選定し、ワールドワイド市場における材料動向や競合状況と市場動向、現状における課題(材料特性/加工技術等)について調査した。
  • 調査結果が、今後の自動車材料事業分野での戦略立案/構築のための参考資料として関係各位にご活用頂けるものと確信しております。
    尚、本調査資料作成にあたり、ご協力をいただきました各位に厚く御礼申し上げます。
−調査目的−
  • 本調査は、次世代自動車(低燃費車/HEV/PHEV/EV)の普及により、構成部品の素材動向、及び材料代替、新素材への転用後生じる可能性のあるキーマテリアルを選定し、ワールドワイド市場における材料動向や競合状況と市場動向、現状における材料特性や加工技術等の課題を明らかにすることを目的とした。
−調査対象品目−
エンジニアリングプラスチックなど
耐熱PA、変性PPE、PPS、PBT、PET、PEEK、PC、PEN、オレフィン系エラストマー、シリコーン
金属/複合材
高張力鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、炭素繊維強化プラスチック、繊維強化金属、金属基複合素材、カーボンナノファイバー(CNF)
生物由来材料
ポリ乳酸、ケナフ
次世代自動車構成部品材料
レア・アースマグネット、電磁鋼板、ニッケル水素電池(正極材、負極材、電解液/電解質、正極集電体、負極集電体、セパレータ)、リチウムイオン二次電池(正極材、負極材、電解液/電解質、正極集電体、負極集電体、セパレータ)、電池外装材、平滑用コンデンサ、キャパシタ(電極材、電解液/電解質、セパレータ)、パワー半導体(SiC・GaN)、高圧ハーネス用被覆材
−調査項目−
I. 総括・集計編
1. 次世代自動車市場概況
2. キーマテリアル市場概況
3. キーマテリアルの採用動向
4. 次世代自動車関連部品の加工/生産技術動向
5. 次世代自動車の材料技術ロードマップ
6. 国内外環境規制(自動車・部品・材料)
7. 次世代自動車用キーデバイスR&D状況
II. キーマテリアル編
A. 軽量化/環境素材編
1. 製品概要
2. 市場概況
3. 当該材料の自動車への採用動向
4. 競合材料動向(新素材の開発など)
5. 技術開発動向
6. 材料価格トレンド
7. 関連企業動向および主要参入素材企業一覧
B. 次世代自動車構成部品材料分析編
1. 製品概要
2. 市場動向
3. 材料価格トレンド
4. 技術ロードマップ
5. 技術開発動向
6. 競合材料動向
7. 海外メーカー動向
8. 関連企業動向および主要参入素材企業一覧
III. 自動車メーカー素材戦略分析編
1. プロフィール
2. 次世代自動車投入計画
3. 自動車の軽量化/コスト削減に関する動向
4. 生産技術動向
5. 環境対策
IV. データ編
−目次−
I. 総括編(1)
1. 次世代自動車市場概況(3)
2. キーマテリアル市場概況(7)
1) ワールドワイドにおけるキーマテリアル市場概況(7)
2) 全体市場規模推移(8)
3) エンジニアリングプラスチック・バイオマスプラスチック市場(9)
4) 金属・複合材市場(12)
5) 次世代自動車構成部品材料市場(14)
3. キーマテリアルの採用動向(18)
1) キーマテリアル別採用有望部品と拡大条件(18)
2) 次世代自動車部品構成材料別重量トレンド(21)
3) 材料価格動向(23)
4. 次世代自動車関連部品の生産・加工技術開発(25)
5. 次世代自動車の材料技術ロードマップ(31)
6. 国内外環境規制(自動車・部品・材料)(36)
7. 次世代自動車用キーデバイスR&D状況(41)
II. キーマテリアル編(47)
A. 軽量化/環境素材編(49)
1. 耐熱PA(51)
2. 変性PPE(56)
3. PPS(ポリフェニレンサルファイド)(60)
4. PBT(ポリブチレンテレフタレート)(64)
5. PET(ポリエチレンテレフタレート)(69)
6. PEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)(73)
7. シリコーン(77)
8. PC(ポリカーボネート)(81)
9. PEN(ポリエチレンナフタレート)(86)
10. オレフィン系エラストマー(90)
11. 高張力鋼(95)
12. アルミニウム合金(100)
13. マグネシウム合金(105)
14. CFRP(炭素繊維強化プラスチック)(110)
15. FRM(繊維強化金属)・MMC(金属基複合素材)(115)
16. CNF(カーボンナノファイバー)(119)
17. PLA(ポリ乳酸)(123)
18. ケナフ(128)
B. 次世代自動車構成部品材料編(133)
1. レア・アースマグネット(135)
2. 電磁鋼板(139)
3. ニッケル水素二次電池用正極材(143)
4. ニッケル水素二次電池用負極材(146)
5. ニッケル水素二次電池用電解液/電解質(150)
6. ニッケル水素二次電池用正極集電体(153)
7. ニッケル水素二次電池用負極集電体(157)
8. ニッケル水素二次電池用セパレータ(160)
9. リチウムイオン二次電池用正極材(164)
10. リチウムイオン二次電池用負極材(169)
11. リチウムイオン二次電池用電解液/電解質(174)
12. リチウムイオン二次電池用正極集電体(178)
13. リチウムイオン二次電池用負極集電体(181)
14. リチウムイオン二次電池用セパレータ(185)
15. 電池外装材(189)
16. 平滑用コンデンサ(192)
17. キャパシタ用電極材(197)
18. キャパシタ用電解液/電解質(202)
19. キャパシタ用セパレータ(207)
20. パワー半導体(SiC・GaN)(212)
21. 高圧ハーネス用被覆材(218)
III. 自動車メーカー素材戦略編(223)
1. トヨタ自動車(225)
2. 日産自動車(228)
3. 本田技研工業(231)
4. マツダ(234)
5. 三菱自動車工業(238)
6. 富士重工業(241)
7. ダイハツ(244)
8. スズキ(246)
9. Ford(249)
10. Volkswagen(251)
11. Daimler(254)
12. BMW(257)
IV. データ編(261)
1. 国内/世界の自動車生産台数推移(263)
2. 蓄電デバイス関連品目市場規模推移(269)
3. 主要材料メーカー生産拠点一覧(277)
4. 各自動車メーカーの車種別リサイクル状況(281)
5. 材料メーカー/パーツ別供給マトリクス(289)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2010 次世代自動車のキーマテリアル市場の将来展望

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2010年01月21日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
296ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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