◆市場調査レポート:2013年05月28日発刊

2013年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

サステイナブル自動車の実現に貢献するケミカル・高分子材料市場を徹底分析
−調査の背景−
  • 世界の自動車市場は、先進国では環境対応自動車へのニーズが高くなっており、中国等の新興国では、販売台数が拡大基調で推移している。新興国でも、大気汚染問題が発生していることから、今後環境対応自動車への需要が増してくるとみられる。
  • 自動車は、従来の内燃機関にHV、PHV、EV、燃料電池といった動力源が加わり、多様化し始めている。その背景には、CO2排出量削減、低燃費化、排気ガス規制等への対応強化、部品・材料の低環境負荷(リサイクルの推進、バイオマスプラスチックの利用拡大等)を求めるニーズがある。
  • 現在、環境配慮において「サスティナブル(持続可能な)」というキーワードが象徴的に用いられている。自動車が次世代に向けて持続・発展する上で、ケミカル・高分子材料が、生産、使用、廃棄のライフサイクルを通じて、CO2排出削減、省資源化、リサイクルなどの要件に配慮した開発が重要となっている。
  • 「CO2排出削減」、「軽量化」、「バイオマス化」、「熱マネジメント」、「リサイクル」といったサスティナブル関連のキーワードは、今後の自動車用ケミカル・高分子材料の販売、開発に必要不可欠なポイントと考えられる。
  • また2011年3月11日の東日本大震災と同年10月に発生したタイの洪水は、日本ばかりでなく、世界の自動車メーカー、自動車部品メーカー、原料メーカーに大きな影響を与えた出来事であった。1つの部品や1種類の原料の供給が、停止または遅れることで、自動車の生産が滞ってしまうという問題が明らかとなった。こうした事態を今後避けることが、今後の重要な課題である。
  • 本調査レポートでは、自動車用ケミカル材料市場を取り巻くこれらの動向に注目し、各材料の市場分析とともに研究開発の動向をまとめ、2016年までの市場の方向性を明確化したものである。当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査レポートは、自動車のCO2排出削減対策、軽量化、HV/EV化などを背景に、重要度を増している樹脂およびエラストマーなどを対象とし、市場規模等を把握することにより、各材料の現状と今後の方向性を明確化することを目的とした。
  • また、高分子系材料以外の材料、注目部材や製品類なども取り上げ、自動車を取り巻くケミカル材料を広く捉えた。
−調査品目・企業−
分類品目名
汎用樹脂ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、高耐候性樹脂(ASA・AES)、メタクリル樹脂(PMMA)
エンプラポリアミド(PA)、耐熱PA、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、液晶ポリマー(LCP)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、フッ素(PTFE他)
熱硬化性樹脂エポキシ(EP)、フェノール(PF)、ポリウレタンフォーム(PUR)、不飽和ポリエステル(UP)
熱可塑性エラストマーオレフィン系エラストマー(TPV、非架橋TPO)、スチレン系エラストマー(TPS)、ポリエステル系エラストマー(TPC)、ウレタン系エラストマー(TPU)
合成ゴムアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR・HNBR)、エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロルヒドリンゴム(ECO)、フッ素ゴム(FKM他)、シリコーンゴム(Q)、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)
その他バイオプラスチック(PLA)、カーボンナノチューブ(CNT)、炭素繊維、蓄熱材
部品編ウィンドウ(グレージング)、合わせガラス中間膜、自己修復塗料、燃料タンク、燃料ホース、パワーモジュール放熱材、高圧ワイヤーハーネス、低燃費タイヤ、二次電池用材料、電気二重層キャパシター、燃料電池
自動車メーカートヨタ自動車(株)、日産自動車(株)、本田技研工業(株)、マツダ(株)、スズキ(株)、General Motors、Daimler、BMW
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 価格動向
4. 市場規模推移および予測(2009年〜2016年予測)
5. メーカーシェア(2012年)
6. 用途動向
7. サスティナブル自動車対応動向
8. 競合・すみ分け状況
9. 生産・需要動向
10. サプライチェーンリスク事例
11. 材料・技術改良ニーズと研究開発動向
12. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 自動車用ケミカル材料市場成長拡大のポイント(3)
2. 自動車用材料の目指す方向性(4)
3. 自動車用ケミカル材料市場の概要(6)
1) 自動車用ケミカル材料の市場規模推移および予測(2009年〜2016年予測)(6)
2) 自動車用ケミカル材料のトレンド(7)
3) 自動車用ケミカル材料市場の用途別需要構造(8)
4) 品目別平均成長率ランキング(9)
4. 自動車用ケミカル材料動向(10)
1) 自動車用ケミカル材料の販売動向と自動車1台あたりの樹脂使用量(2012年)(10)
2) 用途別動向(2012年)(11)
(1) 内装部品(11)
(2) 外装部品(13)
(3) 機構部品(15)
(4) 電装部品(16)
5. サスティナブル動向(17)
1) 軽量化(17)
2) HV・EV動向(22)
3) バイオマス化(26)
4) 熱マネジメント(28)
5) リサイクル(32)
6. シェールガス革命の影響(36)
7. サプライチェーン整備動向(38)
8. 世界の自動車生産に関する動向(42)
1) 日系自動車メーカーの海外展開状況(42)
2) 中国(46)
3) インド(48)
4) 東南アジア(50)
9. 自動車生産動向(54)
10. その他関連資料(61)
II. 自動車メーカーケーススタディ(67)
1. トヨタ自動車(株)(69)
2. 日産自動車(株)(73)
3. 本田技研工業(株)(76)
4. マツダ(株)(79)
5. スズキ(株)(82)
6. General Motors(84)
7. Daimler(86)
8. BMW(88)
III. 集計編(91)
1. 主要参入企業一覧(93)
2. 品目別市場規模推移および予測(2009年〜2016年予測)(100)
3. 品目別メーカーシェアおよび用途別ウェイト(2012年)(120)
4. 品目別価格一覧(2012年)(128)
IV. 品目別市場編(131)
A. 汎用樹脂
1. ポリエチレン(PE)(134)
2. ポリプロピレン(PP)(138)
3. ポリ塩化ビニル(PVC)(144)
4. アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)(149)
5. 高耐候性樹脂(ASA・AES)(154)
6. メタクリル樹脂(PMMA)(159)
B. エンジニアリングプラスチックス(エンプラ)
7. ポリアミド(PA)(164)
8. 耐熱PA(172)
9. ポリカーボネート(PC)(178)
10. ポリアセタール(POM)(184)
11. 変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)(189)
12. ポリブチレンテレフタレート(PBT)(194)
13. ガラス繊維強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)(200)
14. ポリフェニレンサルファイド(PPS)(204)
15. ポリエチレンナフタレート(PEN)(210)
16. 液晶ポリマー(LCP)(214)
17. シンジオタクチックポリスチレン(SPS)(218)
18. ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)(222)
19. フッ素(PTFE他)(226)
C. 熱硬化性樹脂
20. エポキシ(EP)(232)
21. フェノール(PF)(235)
22. ポリウレタンフォーム(PUR)(239)
23. 不飽和ポリエステル(UP)(243)
D. 熱可塑性エラストマー
24. オレフィン系エラストマー(TPV・非架橋TPO)(248)
25. スチレン系エラストマー(TPS)(255)
26. ポリエステル系エラストマー(TPC)(259)
27. ウレタン系エラストマー(TPU)(264)
E. 合成ゴム
28. アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR・HNBR)(272)
29. エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDM)(277)
30. アクリルゴム(ACM)(283)
31. エピクロルヒドリンゴム(ECO)(288)
32. フッ素ゴム(FKM他)(293)
33. シリコーンゴム(Q)(299)
34. 溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)(304)
F. その他
35. バイオプラ(PLA)(310)
36. カーボンナノチューブ(CNT)(313)
37. 炭素繊維(318)
38. 蓄熱材(323)
V. 部品編(327)
1. ウィンドウ(グレージング)(329)
2. 合わせガラス中間膜(332)
3. 自己修復塗料(334)
4. 燃料タンク(336)
5. 燃料ホース(339)
6. パワーモジュール放熱材(342)
7. 高圧ワイヤーハーネス(344)
8. 低燃費タイヤ(346)
9. 二次電池用材料(348)
10. 電気二重層キャパシター(350)
11. 燃料電池(352)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2013年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2013年05月28日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
353ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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