◆市場調査レポート:2018年05月31日発刊

2018 5G/高速・大容量通信を実現するコアテクノロジーの将来展望

5G通信、大容量伝送を可能にする通信インフラと、高速対応が進む関連機器・デバイスの技術・市場を徹底調査
−はじめに−
  • 第5世代移動通信システム(5G)の実現に向けた各国・地域の取り組みが活発化している。当初は2020年の商用化が計画されていたが、2018年1月以降、2018年末から2019年のサービスインを目指して規格策定・設備投資を前倒しする動きが出てきている。
  • 5G通信は従来の4G LTEと比較して、(1)高速・大容量、(2)多数同時接続、(3)高信頼・低遅延という3点を特徴としている。(1)が従来の「配信型(対ヒト)」通信の高機能化をもたらす一方、(2)や(3)はIoTや自動運転システムなど、従来通信ネットワークに接続されていなかったバーティカル産業(対モノ)の、通信による高機能化をもたらす。
  • 5Gの導入による接続可能端末数の増加は、製造業や農業、ヘルスケアといったIoTサービスの普及を促進すると期待されており、5Gと同時にSigfoxやLoRa、NB-IoTといったLPWAも注目されている。5Gの利用周波数帯は各国・地域ごとに異なるが、技術分類としては6GHz以下のSub 6と、28GHzや39GHzといったミリ波に大別される。IoTなどの次世代通信サービスを実現する際、5GやLPWAの各通信技術がどのようにすみ分けられるかもポイントになっている。
  • 5Gの導入により、通信の各セグメントにおいてデバイス・材料の進化や切り替えが予測される。直接的には、スモールセル基地局の需要拡大や、基地局の構成ユニットであるアンテナやBBU、RRHなどの5G対応、スマートフォンをはじめとしたエッジ機器の5G対応が進むと予測される。
  • 間接的には、基地局よりさらに先のバックホールの大容量化、データ容量の増加によるデータセンター需要の拡大が期待されている。データセンター関連の設備投資は現在、動画配信やSNSなど既存サービスの影響が大きいが、5Gによるコンテンツの大容量化、低遅延通信の実現は将来的にデータセンター需要にも影響するとみられる。
  • 本市場調査資料では、5G/高速・大容量通信に関連する通信関連インフラ(基地局・データセンター)、エッジデバイス/機器/サービスの市場予測、企業動向、採用技術動向などの観点から調査・分析を行った。関係各位が今後の事業戦略を立案・展開されるにあたり、本市場調査資料を役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 本市場調査資料は、5G/高速・大容量通信関連市場として、通信インフラ関連機器・デバイス(基地局、基地局関連デバイス、ネットワーク機器、光通信デバイス)、サーバー・サーバー関連デバイス、エッジデバイス・エッジ機器・エッジサービス、その他関連機器・部材を対象とし、次世代高速・大容量通信についてインフラ(基地局、データセンター)とエッジの両面から調査を行い、関連する事業展開に有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
通信インフラ
関連機器・
デバイス
基地局3品目マクロセル基地局、スモールセル基地局、C-RAN基地局
基地局関連デバイス5品目基地局用アンテナ、RRH、BBU、基地局向けGaNパワーアンプ、基地局向けローノイズアンプ
ネットワーク機器2品目L2・L3スイッチ、ルーター
光通信デバイス7品目10G光トランシーバー、25G・40G・50G光トランシーバー、100G・200G・400G光トランシーバー、オンボード光モジュール、石英光ファイバー、AOC、光コネクター
サーバー・
サーバー
関連デバイス
1品目サーバー
サーバー関連デバイス7品目サーバー用CPU・GPU、サーバー用電源、HDD、SSD、NAND、DRAM、次世代メモリー
その他関連機器・部材2品目UPS、高多層基板
エッジ
デバイス・
機器・サービス
エッジデバイス6品目アプリケーションプロセッサー、ベースバンドプロセッサー、5G通信モジュール、NB-IoT、アンライセンスLPWA(Sigfox・LoRa・ソニー方式)、Wi-Fi
エッジ機器8品目スマートフォン、スマートグラス、スマートウォッチ、カーナビ・IVIシステム、デジタルサイネージ、ドローン、スマートスピーカー、監視カメラ
エッジサービス5品目VOD・AR/VR、自動運転システム、遠隔医療、遠隔ロボット操作、教育
合計46品目
−調査項目−
基地局、エッジ機器
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2017年実績〜2023年予測)
3) 5G対応製品市場規模推移・予測(2017年実績〜2023年予測)
4) 5G関連デバイス・技術動向
3. 地域別ウェイト(2018年見込/2019年予測/2020年予測)
4. メーカー動向
1) メーカーシェア(2017年実績/2018年見込)
2) 主要メーカー動向
3) 参入メーカー一覧
5. 研究開発ロードマップ
6. 今後の方向性
基地局関連デバイス、ネットワーク機器、光通信デバイス、サーバー、サーバー関連デバイス、その他関連機器・部材、エッジデバイス
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2017年実績〜2023年予測)
3. 5G対応動向
4. 用途別ウェイト(2017年実績/2018年見込)
5. 地域別ウェイト(2017年実績/2018年見込)
6. タイプ別ウェイト(2017年実績/2018年見込)
7. 価格動向(2018年Q2時点)
8. メーカー動向
1) メーカーシェア(2017年実績/2018年見込)
2) 主要メーカー動向
3) 参入メーカー一覧
9. 製品ロードマップ
10. 採用部材/プロセスの動向
エッジサービス
1. 市場定義
2. 業界構造・ビジネスモデル
3. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2017年実績〜2023年予測)
3) 海外市場動向
4. 企業動向
1) マーケットシェア(2017年実績/2018年見込)
2) 参入企業動向
3) 主要参入企業/サービス一覧
4) アライアンス動向
5. 今後の方向性
6. 使用エッジ機器・通信方式
−目次−
1. 総括(1)
1.1 市場定義と総括(3)
1.2 基地局・基地局関連機器・デバイス動向(7)
1.3 データセンター関連機器・デバイス動向(18)
1.3.1 データセンター向け通信機器・デバイス動向(18)
1.3.2 サーバー・サーバー向けデバイス動向(24)
1.4 高速・大容量通信と関連サービス/システム(28)
1.5 IoT関連通信技術の動向(33)
1.6 5G通信の規格化動向(36)
1.7 5G関連設備投資動向(40)
1.8 5G対応エッジ機器・採用デバイス動向(42)
1.9 製品別高速・大容量通信への対応状況(46)
1.10 採用部材・プロセスの動向(53)
2. 通信インフラ関連機器・デバイス(59)
2.1 基地局(61)
2.1.1 マクロセル基地局(61)
2.1.2 スモールセル基地局(65)
2.1.3 C-RAN基地局(68)
2.2 基地局関連デバイス(72)
2.2.1 基地局用アンテナ(72)
2.2.2 RRH(76)
2.2.3 BBU(80)
2.2.4 基地局向けGaNパワーアンプ(83)
2.2.5 基地局向けローノイズアンプ(87)
2.3 ネットワーク機器(89)
2.3.1 L2・L3スイッチ(89)
2.3.2 ルーター(93)
2.4 光通信デバイス(97)
2.4.1 10G光トランシーバー(97)
2.4.2 25G・40G・50G光トランシーバー(103)
2.4.3 100G・200G・400G光トランシーバー(108)
2.4.4 オンボード光モジュール(115)
2.4.5 石英光ファイバー(119)
2.4.6 AOC(123)
2.4.7 光コネクター(126)
3. サーバー・サーバー関連デバイス(131)
3.1 サーバー(133)
3.2 サーバー関連デバイス(138)
3.2.1 サーバー用CPU・GPU(138)
3.2.2 サーバー用電源(142)
3.2.3 HDD(146)
3.2.4 SSD(150)
3.2.5 NAND(154)
3.2.6 DRAM(159)
3.2.7 次世代メモリー(164)
4. その他関連機器・部材(169)
4.1 UPS(171)
4.2 高多層基板(175)
5. エッジデバイス・機器・サービス(181)
5.1 エッジデバイス(183)
5.1.1 アプリケーションプロセッサー(183)
5.1.2 ベースバンドプロセッサー(187)
5.1.3 5G通信モジュール(190)
5.1.4 NB-IoT(193)
5.1.5 アンライセンスLPWA(Sigfox・LoRa・ソニー方式)(195)
5.1.6 Wi-Fi(198)
5.2 エッジ機器(202)
5.2.1 スマートフォン(202)
5.2.2 スマートグラス(207)
5.2.3 スマートウォッチ(212)
5.2.4 カーナビ・IVIシステム(216)
5.2.5 デジタルサイネージ(220)
5.2.6 ドローン(223)
5.2.7 スマートスピーカー(227)
5.2.8 監視カメラ(231)
5.3 エッジサービス(235)
5.3.1 VOD・AR/VR(235)
5.3.2 自動運転システム(241)
5.3.3 遠隔医療(244)
5.3.4 遠隔ロボット操作(248)
5.3.5 教育(251)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2018 5G/高速・大容量通信を実現するコアテクノロジーの将来展望

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2018年05月31日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
254ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-848-4

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